|
|
|
|
大道塾は、元極真空手全日本大会優勝者、東孝初代塾長によって 1981 年に創設された打撃系総合武道団体です。設立より二〇年間に渡って従来のフルコンタクト ( 顔面突きを除いた打撃のみの ) 空手に加えて、日常の生活の中で想定される『着衣』で『立ち技主体』の格闘を念頭に置き、軽量の顔面防具を着用しての顔面も含めた身体各部への『突き技』『蹴り技』のみでなく、組んでの『投げ技』、倒してからの『絞め技』『関節技』を加え、『現実的な格闘技としての空手』という意味で『格闘空手』として活動してきました。発祥の地、沖縄に於いて『唐手 ( 後に空手 ) 』は、刀や槍といった武器を取り上げた島津藩との『現実の戦い』に素手に近い状態 ( ヌンチャク、トンファーなども ) で立ち向かわざるを得ず当然、投げ、締め、関節技をも含んだ総合的なものでした。しかしながら、世間一般においては(あるいは武道実践者の一部においても)『空手とは突き蹴りのみの武道である』との認識が強く、大道塾の『空手』が、誤解、曲解される場合も多々ありました。そこで、 2001 年の『第一回世界大会』の開催を機に『柔道』における『柔(やわら)』のような自らのルーツを語る為の表現として、自らのアイデンティティ、オリジナリティを示す為のオフィシャルな名前を新たに作ることにしました。そしてその名前を『空道(くうどう)』と呼びます。『空道』の『空』には、『空手道を元に発展派生した新たな武道』という意味、そしてまた仏法における『色即是空、空即是色』(この世の全てのものは“空”であり、故に“空”こそがこの世の全てのものを内包する、の意)から来る哲学が表現されています。その技術理念の実践の場として、一年に 2 回の全日本大会 ( 春に階級別、秋に無差別 ) と四年に 1 回の世界大会を開催しています。 |
|
|
|
|